平均点から考察
ここには詳しいデータを記載できませんが、宅建の本試験は、令和2年度は38点と高い数値でしたが、過去10年の間を見ると平均して35点になります。
つまり、おそらくではありますが、宅建の合格最低点が40点を上回ることはないのです。
ですから試験対策としては、「40点を確実に取る学習」をすれば安心です。自宅での学習と本試験では、場のコンディションが異なることもあり、十分準備をして試験に臨んだとしても、本番では100%の実力を出し切ることはむずかしかもしれません。
そのことを差し引いても、過去問で40点を取れるだけの実力があれば、合格はまずまちがいないでしょう。
「40点を確実に取る学習」をしましょう!
合格率は、後からついてきます。
宅建の受験対策を正当に行った上で、3か月くらい経過した時点で過去問を解いてみて、結果が47点でももちろんいいですし、41点でも気にしないことです。自宅で試験のシミュレーションをやってみて、一度も40点を割らなければそれでいいのです。
試験勉強を始める前に、このことをはっきりと意識しておくことが、私は非常大切だと思っています。
というのも、満点主義を捨てて、「80%主義(50問中40問)」の意識を持てるかどうかによって、「学習の深度をどこまで深めるべきか?」という判断や、本試験を前にしたプレッシャー感がまるで変わってくるからです。
焦らず勉強することが大事
具体的な学習の進め方については後々お話ししていくつもりですが、おしなべて学習効果を上げる勉強には、平常心を持ってのびのびと取り組むことが大切です。
や不安は、マイナスにこそ作用するだけで、なにもいいことは生み出しません。
勉強不足があってはいけませんが、勉強の欲ばり過ぎも禁物です。
宅建の勉強を始めてみるとわかりますが、宅建の試験範囲は多岐に渡っており、深く勉強していくときりがありません。宅建の学習が、民法など法律系の知識の扉を開くきっかけになるのは本当ですし、向学心が高いことは良いことでしょう。
でも、その好奇心は、宅建の試験に合格したあとで働かせてください。
さしあたりのみなさんの目標は、「宅建試験に合格すること」です。
1回で合格しましょう!
あまり細かいことにこだわりすぎずに、「40点を取れる勉強」をすれば約束できます。