宅建試験の過去問の選び方

問題集は「過去問」だけで良い理由

宅建試験のインプット学習のお供が、前のページで紹介した「テキスト」だとすれば、アウトプット学習のお供は「問題集」ということになります。

テキスト同様に、問題集についてもさまざまなタイプの問題が販売されていて、どれを選ぶべきか、あるいは何冊揃えるべきかで、思わず悩んでしまうところです。
しかし結論から言えば、宅建試験の問題集は「過去問」のみ、しかもたった1冊だけでかまいません。

まず「1冊だけ」で良い理由は、これは宅建に限らずあらゆる資格試験の勉強に言えることですが、複数の問題集を1回ずつ解くよりも、1冊の問題集を何度も繰り返し解いた方が学習効果が高いから。複数の問題集を買い揃えて机の上に並べていると、ただそれだけで勉強をした気になってしまうといった弊害もあります。

次に「過去問だけ」で良い理由は、宅建試験で出題される問題の大半は、過去の問題の焼き直しであるから。そのため、過去問をしっかりと攻略しておきさえすれば、本試験の問題のほとんどは解くことができます。

「過去問」選びで重視すべきポイント

「過去問は文字通り、過去の問題を収録しただけの問題集なので、どれを選んでも同じ」という声が聞こえてきそうですが、実際にはそんなことはありません。
まず、過去何年分の問題を収録しているかによってボリュームが違っていますし、また構成・編集上の違いというのも少なからずあります。

では、そのようななかで、どんな過去問を選ぶべきなのか?

ポイント①

重視すべきポイントの1つめは、収録問題数の量、具体的には最低でも過去10年分の問題を収録した過去問を選ぶ必要があります。

これよりも少ないと、アウトプット学習には過去問1冊しか使用しませんので、問題演習の絶対量が足りなくなってしまいますし、逆にこれ以上多すぎると、今度は1回転させるのに時間がかかり、反復学習ができなくなってしまうので注意が必要です。

ポイント②

重視すべきポイントの2つめは、体裁に関すること、具体的には年度ごとに問題がそのまま掲載された過去問ではなく、科目別に編集された過去問を選ぶ必要があります。
科目別に編集されていると、似たような問題が何度も出題されていることがよくわかるとともに、そこは頻出箇所ということですから、学習の的も絞りやすくなります。

ポイント③

そして、重視すべきポイントの3つめは、解説が充実していることです。問題はどれも同じですので、この解説部分こそが、過去問の質を判断する際のバロメーターとなります。